寝起きに肩こりがひどくなる意外と知らない本当の原因と対処法
目次
- ○ はじめに
- ○ 「肩こり」はどうして起きるのか?その原因は?
- ○ なぜ筋肉は過緊張する?
- ○ 寝起きに肩こりが起きる訳
- ○ 肩こりになりにくい、良い寝姿勢の確かめ方
- ○ 寝起きの肩こりの対処法
- ・合わない枕をやめる
- ・食を変える
- ・体を整える
- ○ まとめ
はじめに
日本では多くの人が「肩こり」に悩まされています。その中でも寝起きに肩こりが酷くなる人がいます。
具体的には
しっかり寝たのに、肩こり、首コリがひどくなって起きる人。寝ても疲れがなかなか取れない人。肩が重だるく、朝から疲れている人です。
寝たら普通疲れが取れたり、回復しているはずなのにどうしてこのようなことが起きるのでしょうか?
今回はその原因と対処法について説明します。
「肩こり」はどうして起きるのか?その原因は?
肩こりには色々とあります。例えば
・猫背や巻き肩など、姿勢が悪い
・スマホの使い過ぎやデスクワークなどが原因でのスマホ首やストレートネック
・枕が合っていない
・運動不足
・ストレス
など。
上記に挙げた中のいくつかには、共通点があります。それは姿勢の悪さや枕が合っていないことなどから来る「血流不足」です。
「血流不足」になると、筋肉が硬直してしまい凝り固まり、それが痛みへと繋がります。
ではなぜ「血流不足」になるのか。それは「筋肉の過緊張」からきています。
通常、筋肉は緊張(収縮)と緩むこと(弛緩)を繰り返しており、一時的に欠陥が圧迫されることがありますが、特に大きな問題はありません。しかし、何かしらの理由で筋肉が硬直し、その状態が長く続く「過緊張
の状態になると血管が圧迫され、血流が悪くなるのです。
肩こりが起きる原因は「血流不足」と「筋肉の過緊張」にあります。
なぜ筋肉は過緊張する?
筋肉が過緊張するのにもいくつか理由があります。
・悪い姿勢を続けている
・体のゆがみ
・使いすぎている
・神経症状
・内臓疲労
・古傷、手術の跡 など
あらゆる原因から筋肉は過緊張し、血流不足や循環の停滞をを引き起こします。
生活に置き換えると、仕事や食事、睡眠の質によっても筋肉の過緊張は起こります。
次は、寝起きに肩こりが起きるメカニズムを説明していきます。
寝起きに肩こりが起きる訳
「寝たら治る」という言葉があるように、寝ることで人は回復します。
しかし、寝たはずなのに余計に肩こりが酷くなる人がいます。なぜでしょう?
原因は「寝姿勢」にあります。
立ち姿勢、座り姿勢があるように、「寝姿勢」というのもあります。
そして姿勢には良し悪しがつきものです。
この寝姿勢が悪いと寝ても疲れが取れないだけでなく、体が固くなり、より体が悪い状態で朝目覚めることになります。
ここで、枕が重要になってきます。
寝姿勢を悪くする枕の一つに合わない枕があります。
例えば、首のアーチに沿わせた枕です。
首のアーチは、立ち姿勢、座り姿勢の時の重力に耐えるためのアーチです。
寝ている時は、重力の向きが立っている時と違います。ですから、首のアーチを作る必要がありません。
逆に、首にアーチにフィットさせるタイプの枕は、首への負担を大きくし、体を緊張させます。
その結果、無意識に体が硬くなり、呼吸は浅く、血流は流れにくくなります。
この状態で6時間も寝ていれば、血流不足の筋肉は硬くなり、肩こり、腰痛などあらゆる症状を引き起こします。
肩こりになりにくい、良い寝姿勢の確かめ方
良い寝姿勢を確かめる方法をお伝えします。
立っていても座っていても、寝ていたとしても、
良い姿勢というのは"呼吸"が深く楽にできます。
深呼吸した時に大きく吸い、大きく吐けます。
寝姿勢をよくするために、寝具が非常に大切です。
自分の枕が自分に合っているか認してみましょう。
まず、枕なしで仰向けに寝ます。
そして、深呼吸を2〜3回します。
この時、息の吸いやすさ、吐きやすさを覚えておいてください。
次に自分の枕を入れて、深呼吸を2〜3回します。
これで呼吸が浅くなる場合は、枕が合っていません。
呼吸が深くなる場合はいい寝姿勢ということです。
変わらない場合は、可もなく不可もなくということです。
よくわからない人は、もう一度枕無しで寝て、深呼吸します。
そうするとわかりやすいです。
呼吸でわかりづらい人は
膝を伸ばしたまま、片足もしくは両足を上に持ち上げてもいいでしょう。
重ければ悪い姿勢、軽ければ良い姿勢ということです。
合ってない枕を止めるだけでも、体調が良くなる人もいます。
寝起きの肩こりの対処法
合わない枕をやめる
先程書いたように、合わない枕は血流不足となり肩こりの原因になりますので、合う枕に替えましょう。
(合うか合わないかは"良い寝姿勢の確かめ方"で紹介しています。)
それよりは枕を使わないか、バスタオルを畳んだものの方がいいでしょう。
食を変える
筋肉が過緊張する理由としてあげた、「内臓疲労」も肩こりに関係しています。前日の食べすぎや、飲み過ぎ、脂っこいものも肩こりの原因になり得ます。
食事を見直すことで、改善する人もいます。
体を整える
自分の体を整える。これが一番です。整体やカイロプラクティックなど、自分に合う形で体を整えてもらいましょう。
やはり体のことは体の専門家に見てもらうのことで、自分だけではわからない部分が明らかになることがあります。より体の仕組みについて診てもらうことで、早い解決にも繋がります。
まとめ
これだけ多くの人が「肩こり」で悩み、そして治らず困っています。
なぜ治らないのか?
それは、原因が皆同じではないからです。
ですから、
肩こりの原因が人によって様々である以上、オーダーメイドのように、しっかりその人と向き合い、評価して原因を特定してくれる専門家に見てもらうことをおすすめします。原因がわかれば、「肩こり」は改善できます。
そして、睡眠の質を高めること。寝姿勢を良くすることが対策になります。
みなさんもご自身に合った改善方法で、寝起きの肩こりを解消していきましょう。