知らないと危険?!体の歪みが及ぼす悪影響
目次
- ○ はじめに
- ○ 体の歪みってなに?
- ○ そもそも体の歪みってどうして起きるの?
- ・内臓機能を高めるため
- ・左右のバランスを保つため
- ・普段の生活に潜む原因
- ○ 歪みが体に及ぼす影響とは?
- ・体の歪みを放置すると出てくる症状
- ○ 体の歪みの改善・対処法
- ・整体へ行く
- ・食生活を変える
- ・運動する
- ・セルフケアをする
- ・病院へ行く
- ○ まとめ
はじめに
みなさんは肩こり、腰痛など体が辛くなると整形外科へ行ったり、整体、整骨院へ行くことがありますよね。そこで、「体が歪んでいる」と言われたことはありませんか?骨盤の高さが違う。脚の長さが違うと言われた人も少なくないと思います。
今回はなぜ体が歪むのかという仕組みと、体の歪みが及ぼす影響についてお伝えしたいと思います。
体の歪みってなに?
そもそも体の歪みとはなんでしょう。
体の歪みというのは、仕事や食生活など生活によって筋肉が硬くなり、左右のバランスが崩れた状態のことです。簡単に例を出すと、左腕は上がるのに右腕が上がらない、首が右は向けるけど左を向くと痛い、右脚だけ痺れるなどです。これは左右の筋肉の硬さの違いが原因で起きていて、これが体の歪みの正体です。
そもそも体の歪みってどうして起きるの?
まず初めに知っておいて欲しいことは、すべての人間が体に「歪み」を持っているということです。整体などで歪みを整えたとしても、生活をすることで体は必ず歪んでいきます。言ってしまえば、この世に体が歪まない人は存在しません。なぜかというと、体が機能するために自然と「歪み」が発生するので、生きるということは、歪みとは切っても切れない関係なのです。
健康を手に入れるために、体の仕組みについて知っていきましょう。
内臓機能を高めるため
体にとって大事ものには順番があります。脳や内臓などの生理的機能が一番大事で、二番目に手や足などの構造的機能がきます。これはイメージしてもらうとわかりやすいのですが、人は手足が機能しなくても生きていけます。しかし、内臓が機能しなくなると生きていけません。ですから、体には脳や内臓が優先的に働けるようにする仕組みが備わっています。例えば、食事を食べ過ぎたりすると、筋肉を緊張させ、体を丸めることで、お腹にスペースを作り、内臓が働きやすいようにします。このように筋肉の緊張が、生命維持には必要であり、体の歪みを作る理由でもあるのです。
左右のバランスを保つため
体には、顔(目線)を水平に保つ機能があります。たとえば、左の腰の筋肉が硬くなれば、体は左に傾きます。そこで右の肩の筋肉を緊張させて、頭をまっすぐに保ったりします。骨盤や首の骨は左右のバランスを保つのに特に役立っています。
また、右脚が怪我をした時に、右脚が庇うことで、動作を補うこともあります。
このように、どちらかの筋肉の緊張が長く続くことで体の歪みに発展しているケースもあります。
普段の生活に潜む原因
・偏った食事
・飲み過ぎ
・交通事故歴
・手術痕
・常用薬がある
・仕事の疲労
・ストレス
・怪我
・立ちっぱなし
・座りっぱなし
・睡眠不足
・脚を組む
・椅子の背もたれに寄りかかって体が丸まっている
・運動不足
・片脚に重心をかけている
・猫背
こういったものが、体の歪みの原因になります。
歪みが体に及ぼす影響とは?
続いて、体の歪みを放置するとどうなるのか、その影響について説明していきます。
体の歪みとは、筋肉が慢性的に緊張することで起こります。筋肉が緊張すると、筋肉内の血管が圧迫され、循環力が低下します。これによって、筋肉に血が行かなくなり、筋肉が硬くなって更に歪みます。体が歪むと、筋肉が緊張し、また循環が悪くなる、負のスパイラルになります。
循環が悪くなるということは、酸素や栄養が行き渡りづらくなるということなので、寝ても回復しにくくなり、最終的には自分の力で回復できなくなっていきます。こうなってしまうと、寝たのに疲れが取れない、マッサージに行っても、すぐにぶり返すということが起き始めます。
これが、体の歪みを放置することで起こる影響です。
体の歪みを放置すると出てくる症状
体の歪みによってどんな症状が出るのでしょうか?
・肩こり
・首こり
・腰痛
・寝違い
・四十肩、五十肩
・坐骨神経痛
・脚がつる
・感覚が鈍くなる
・力が入りづらい
・姿勢が悪くなる
・膝が痛む
・病気
・寝られない
・疲れが取れない
・呼吸が浅い
・冷える
・肥満
・むくむ
・頭痛
・頭がスッキリしない
・眠気
・倦怠感
・集中力低下
・リンパが詰まる
・自律神経が乱れる
・ホルモンバランスが崩れやすい
・情緒不安定になる
人によってまちまちですが、あらゆる症状が出ます。
体の歪みの改善・対処法
先にも述べたように、体に歪みにはメリットもあり、「歪み=悪いこと」ではありません。全ての人には歪みがありますし、大事なのは歪みの程度やケアのほうです。歪みを放置すると、悪い影響も起きてくるのでここでは、その対処法を紹介します。
整体へ行く
まず一つは、整体へ行くことです。自分でやるより人の力を借りた方が体の改善は断然早いです。体の状態が悪い人ほど回復に時間がかかります。体が悪くなってからではなく、早めのケアが大切です。
食生活を変える
コンビニ弁当や、外食が多い人は内臓にかかる負担も大きいです。体に優しい野菜や果物、その他発酵食品などを取り入れるようにしましょう。また、食べ過ぎも体の負担が大きいです。一日二食にする、一食を少量にするだけでも体が軽くなります。普段から甘いものをたくさん食べる人も注意が必要です。食欲に任せた食事ではなく、体のことも考えた食事でバランスを取りましょう。
運動する
適度に運動することで、細胞内のエネルギーを作るミトコンドリアが活性化します。運動しない人に比べて、回復力が高く、自然治癒力も高くなります。
運動をしなければ、体はエネルギーが少量で足りることを知って、作るエネルギーを減らします。反対に運動すれば、エネルギーが必要になりますから、その分細胞がエネルギー生産をするようになります。
自分に適した運動量で運動しましょう。
セルフケアをする
お風呂後のストレッチをしたり、体を適度に動かします。普段の生活で同じ姿勢でいることが多い人は、それが体の負担になっていることもあります。デスクワークの人などは、こまめに背伸びしたり少し歩くなどして体の体勢をこまめに変えることがおすすめです。
病院へ行く
何より症状の出ている方はまず、病院でしっかり診てもらいましょう。検査を通して、自分の体がどうなっているかを知ることが大切です。
まとめ
日本では、医療保険が使えるので症状が出てから、病気になってから、対処しようとする人が多くみられます。
しかし、体のメンテナンスをすることはダイエット同じです。一回で良くなるわけではなく、継続してケアしていくことが大切です。体が限界を迎えてからケアしようという考えは、体重が100キロになってから、ダイエットを始めようと言っているのと同じです。後手に回ればそれだけ、戻すのにも時間がかかりますし、大変です。
内臓の負担に関しては、もう後に戻れないこともあります。
健康を失うと、今までできたことが出来なくなるだけでなく、好きなことをする気力もなくなります。
体は一番の資本です。健康は一番の豊かさです。体の歪みを整えていけば、歪みにくくなったり、歪みを自分で回復できるようになります。なにより、体が軽くなり、普段の生活の質があがります。
体の仕組みを正しく理解して、いつまでも健康な体を築いていきましょう。